AI営業部長 開発の背景について

私自身が、最大の問題でした

88株式会社 代表取締役 川上です。私の告白から始めます。
これは長年にわたり、複数の会社を経営してきた私の過去の実体験を総合してお話しています。
どこか特定の会社で起こったことではありません。
むしろ私が関わる会社では、どこにでも起こっていた問題、全て私が引き起こしていた問題でした。

私は、属人化の塊みたいな経営者でした。

自分でつけたキャッチフレーズが「業務の横幅日本一」。
どんな業務でも自分が対応できる。どんな問題でも自分が解決できる。それが強みだと思っていました。
実際、一定の組織サイズまでは、それが機能して私がなんでも対応出来ていました。

でも、人は育たなかったのも事実です。

なぜか。考えて自ら導き出した答えは単純でした。
私が全部やってしまうから

判断は私がする。対応は私がする。トラブルも私が解決する。
私のもとで働くメンバーには「作業」だけが残る。そうなると、人は考えなくなる。考えなくなると、判断力が落ちる。判断力が落ちると、組織に小さなトラブルが絶えなくなる。

さらに厄介だったのが、「善なる悪」の存在でした。

良かれと思って、勝手に動く人間が増えてきました。もちろん悪意はありません。でも、私から判断軸を共有していないから、行動がバラバラになる。結果、現場が混乱する。そして社内の人間関係もこじれてくる。
これは彼らのせいではない。教育していない、任せていない、私のせいだ。

そして、ゆるやかに人も辞めていきました。
成長できないから。社内の人間関係がおかしくなってきているから。


仕組みが、組織を変えた

このままではいけない、と思いました。

そこで私がやったのは、自分の業務を構造的に分解することでした。
「なぜ私はこう判断するのか」「なぜこの順番で動くのか」——頭の中にある暗黙知を、一つひとつ言語化していきました。

判断の軸を言葉にしました。
行動の順序を手順にしました。

それを組織で、少しづつ共有していきました。

すると、変化が起こりました。
メンバーが自分で考えるようになった。トラブルが減った。人が育ち始めた。

仕組みがあるから、人は動ける。仕組みがあるから、個性が輝く。

この経験が、88株式会社で提供している仕組み化コンサルティングの原点にもなりました。


これは、あなたの会社の話でもある

営業の進め方を社内の何人かに尋ねると、答えが人によってまるで違う——。

これは、多くの中小企業がぶつかる現実だと思います。
組織として共有された型がないまま、ノウハウが個人の頭の中に閉じ込められ、成果のバラツキも教育コストも積み上がっていく。

特に、社長自身が一番売れるという会社は中小企業に多い。社長が人脈を持ち、信頼があり、話がうまい。だから売れる。
でも、それは会社の強さではなく、社長個人の強さです。(昔の私のように)

社長が忙しくなれば、売上が止まる。採用した営業担当者は育たない。
なぜなら、「なぜ売れるのか」を言語化している人間が社内にいないからです。

私はその構造を、自分自身の大失敗から知っています。


属人化を解くために、最初に必要なのは技術ではない

「AI導入で属人化が解消できる」と思っている人がいます。半分正解で、半分間違いだと私は考えています。

属人化を解くために最初に必要なのは、社内の暗黙知を言語化する作業です。

優秀な営業担当者(もしかしたら社長)の頭の中を、本人と並走して解きほぐして書き起こす。
「なぜ今その判断をするのか」
「なぜここでこの質問をするのか」
「なぜこのタイミングで提案を出すのか」——その一つひとつに、実は論理的な理由がある。ただ、本人も言語化していないだけ。

そこを言語化して構造化する作業を経てはじめて、AIは現場で意味のある提案を返せるようになる。

これが、88株式会社の仕事の本質です。
作業をAIに任せるのではなく、判断を支える最良のパートナーとしてAIを活用する。これが88株式会社のAIへのアプローチです。


AI営業部長、正式リリースしました

2026年5月8日、「AI営業部長」を正式リリースしました。

88メソッド(売上構造 = 集客構造 × 判断軸 × 行動軸)をAIに実装した、中小企業向けの営業支援サービスです。
開発コストもいらない。
社内のノウハウを言語化、構造化する仕組み化コンサルティングも0円で受けられる
SaaSシステムと同じように初期費用と月額費用だけ。

完成した自社専用のAI営業部長に、担当者が自分の状況をチャット形式で自由に問いかけるだけで、88メソッドと自社のノウハウのつまった勝ちパターンから導かれた的確なアドバイスをリアルタイムで受け取ることができる。

狙いは、熟練者の置き換えではない。底上げと均質化です。

まず、ベテラン営業の思考プロセスを88メソッドで構造化し、その会社だけのノウハウを実装した「御社専用のAI営業部長」をつくる。これまで特定の個人の頭の中にあったものが、組織の資産になる。新人の教育にも、中堅の底上げにも使える。

そして、使えば使うほどその価値は高まります。
商談データが蓄積されるほど振り返りの精度が上がり、ヒアリングシートやチェックシートが改善され、次の商談の準備がより的確になる。一回一回の営業活動が、組織全体の学習につながっていく。

ベテランの引退や採用難に直面している組織ほど、誰かの頭の中で完結している仕事を組織の資産として残すことの重みが増している。AIは魔法ではありません。でも、ノウハウを移管し、使うほどに育てていく道具としての価値は、確かにあります。


情報は、多方面から集めるほど精度が上がる

AI営業部長のもう一つの特徴が、外部システムとの連携です。

メールやチャットツール、CRMシステムとも連携が可能で、顧客とのやり取りや商談履歴など、多方面から情報を取り込むことができます。情報の入口が広がるほど、AIが返すアドバイスの精度は高くなってきます。

「この顧客は先月どんなやり取りをしていたか」「前回の商談で何が課題だったか」——そうした文脈をAIが把握した上で次のアドバイスを返すから、的外れな提案にはなりません。そして教育コストも大幅に削減できる。

商談前の準備、商談後の振り返り、そして蓄積されたデータによるヒアリングシート・チェックシートの改善。この一連のループを、社内の様々な情報と連動させながら回していく。使えば使うほど、組織の営業資産が育っていく仕組みです。


無料相談、受け付けています

営業の属人化に悩んでいる。組織の中で判断軸やノウハウがうまく共有できていない。
そう感じている経営者・営業責任者の方に、まず話を聞いてほしいと考えています。

現状のヒアリングから始め、自社にとって何が課題で、どこから手をつけるべきかを一緒に整理します。
もちろん費用は不要です。

営業組織の仕組み化は、大企業だけの話ではありません。
むしろ、人が少なく一人ひとりへの依存度が高い中小企業こそ、早く着手すべき課題だと私は考えています。
なぜならば、私自身が一番苦労したから。

無料相談のお申し込みはこちら → https://hachi8.jp/contact/


仕組みがあるから、個性が輝く。

この言葉は、自分の失敗から学んだ私が、本気で思っている言葉です。
仕組みは個性を潰さない。むしろ、仕組みがないから、個性が発揮できないのです。
共感いただけたら、コメントなどもらえたら嬉しいです。

ご意見・コメントもこちらまで → https://hachi8.jp/contact/

88株式会社
代表取締役
川上 明